台東区災害ネットワーク専門職会議の立ち上げに関する共同宣言

平成23年9月26日(月)、台東区役所1002会議室において第2回台東区災害ネットワーク専門職会議が開催され、「台東区災害ネットワーク専門職会議の立ち上げに関する共同宣言」を採択し、出席7士業団体台東支部責任者が署名、押印しました。

台東区では、従来より緊急時に区民への法的アドバイス業務につき、法曹会(弁護士)と業務委託契約を行ってきました。

平成23年9月26日(月)、台東区役所1002会議室において第2回台東区災害ネットワーク専門職会議が開催され、「台東区災害ネットワーク専門職会議の立ち上げに関する共同宣言」を採択し、出席7士業団体台東支部責任者が署名、押印しました。

台東区では、従来より緊急時に区民への法的アドバイス業務につき、法曹会(弁護士)と業務委託契約を行ってきました。

今般の東日本大震災にあたり、法曹会の有志が被災地に出向き法律相談を実施しましたが、実効のある法的援助には各専門職との連携が不可欠との結論を得、台東区災害ネットワーク構築に向け、台東区役所・法曹会が各士業組織に呼びかけを行いました。

6月12日に第1回会議を持ち、全専門職の企画意図賛同を得、このネットワークの名称を「台東 区災害ネットワーク専門職会議」と決定しました。

参加専門職は次のとおりです。 弁護士(台東区法曹会)、司法書士(東京司法 書士会台東支部)、土地家屋調査士(東京土地家屋調査士会台東支部)、建築士(東京都建築士事務所協会台東支部)、社会保険労務士(東京都社会保険労務士会台東支部)、行政書士(東京都行政書士会台東支部)税理士(東京税理士会上野・浅草支部)

共同宣言を読み上げる台東区法曹会江口十三郎幹事長

台東区災害ネットワーク専門職会議の立ち上げに関する共同宣言

私たちは、同じく台東区において専門的立場から意見を提供して区民生活に寄与する専門職の団体です。

私たちは、台東区内での共通の社会的役割や責任に基づいて専門的知見を結集する重要性を感じてきましたが、阪神・淡路大震災や東日本大震災を契機に、とりわけ災害非常時における多様な被害や問題について、地域専門家チームが対応すべき必要性を共通に認識しました。

そこで、台東区内の各専門士業が互いに連携協力し、有益で多面的な情報を提供できるよう、台東区とも連携してネットワークを形成すべきと考えました。

まずは、東日本大震災に関する被害実態を知るとともに、既に相談等の活動を開始している各専門職の事例報告・問題研修や、台東区の支援活動報告等を通じて経験を共有するために、専門職が連絡会議を積み重ね、相互に情報を交換しあい、災害時の復興支援に向けての研鑽に励むことから始めます。

そして、今後は区内の専門職が恒常的に交流連携して区民生活に具体的に貢献しうる機構への発展を目指したいと考えています。

ここに私たちは台東区災害ネットワーク専門職会議の立ち上げを宣言します。


平成23年9月26日